踏文

作文の練習

2015-01-01から1年間の記事一覧

「どろぼうがっこう」の卒業生と「跡」のかわいらしさ

かこさとしの絵本「どろぼうがっこう」を初めて知ったのは、小学校三年生くらいの時、先生の読み聞かせだったか。もっと低年齢が対象の本だと思うけど、比較的中学年から高学年にかけて体験したような……記憶があやふやで、肝心要の筋も忘れたが、何せ泥棒の…

初手で!

「初手で」は、合言葉であり、鍵言葉だった。 主宰する劇団の稽古、その初日。僕は筆が遅いので、俳優が予め渡された脚本を読んでから稽古場に臨む、ということはない。俳優は稽古場で初めて渡された脚本を読むことになる。また、脚本は本番まで完成しないこ…

妖精論

暑い。薄着をしても、数歩で汗まみれになる。少しでも涼しくしようとした薄着に、汗が染み渡りきる。自分でもはっきりと自身の悪臭が感じ取られる。他人からすれば尚更だろう。たまらず服を脱ぐが、これ以上は脱げないことに気付く。まとわりつくぶよぶよし…